スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

VOICE (アルファポリス文庫)

切なすぎです。

【あらすじ】
ある日隣のクラスの女の子の心の声が聴こえてくる。
その後偶然森で出会ってから二人の距離は近づいていく。

お互い惹かれあっていくのに、彼は受験に失敗、彼女は東京の大学へと進み距離が離ればなれに。自分の世界と離れて暮らす彼女が接する世界との違いを彼女との声が聞こえる事が、彼を苦しめる。

続きを読む >>

そのときは彼によろしく (小学館文庫 い 6-1)

静かに読んで、心の中で盛り上がる。

文字を追いながら、自然に頭で景色が浮かんでくる。
(もちろん自分勝手な想像なんですが)

会話の面白さもさながら、登場人物のそれぞれのストーリーが

一本の話として収束していくようで読み応えがあります。

市川さんの小説でいつも(まだ他に2冊しか読んでないですが)

僕の心に残る言葉が登場します。しかも結構多い。

「誕生日はお母さんの日」
これはたまたまこの間友達と飲んでいた時に、偶然にも同じ事を
言って僕に教えてくれた素敵な方がいました。
まったくその通りです。母に感謝です。

「かくのごとき夢あれかし」
この言葉がやっぱり全てをつなげる鍵なんでしょうね?

もちろん他にもあります。
(正直読み返さないと思い出せないってのはご愛嬌ってことにして下さい。)

それにしても、いつからか好きになってました。
たまには、いいのかもしれません。恋愛小説。
続きを読む >>

恋愛寫眞―もうひとつの物語

「世界が片思いだけでできていたらこんなに苦しい想いはしないで済むのに。」
まさにこれこそが[恋愛小説]だって思いました。

人よりオリジナルな静流、
コンプレックスのせいで人との距離を常に気にする誠人。
その誠人の12回目の片思いの相手は、マドンナ的存在のみゆき。

静流の個性に何とも言えないひたむきさを感じ、
誠人の鈍感なりにも必死な想いや優しい思いやりに圧倒され、
マドンナ扱いをされながらも実は純粋で乙女なみゆきに驚いた。

「It was the only kiss,the love I have ever known…」

印象的な場面が多くて一つ一つの場面は、とても気に入ったので
また読むんだろうなぁ、なんて思ったりして。

物語自体すでに映画を見ていて大方知ってはいたのに、
物凄い勢いで1日で読んでました。

初めて映画を見てから読んで良かった一冊です。
続きを読む >>

世界中が雨だったら (新潮文庫 (い-92-1))

「雨がふったらひとは軒下に逃れます。」
「でも、」
「世界中が雨だったら」

清々しさや爽快感はなかったけど、

切なさがたくさんあったこの話なのに

読む事が楽しい。
1