2022.06.07 Tuesday
2010.01.29 Friday
ブラックペアン1988(下) (講談社文庫)
2010.01.27 Wednesday
ブラックペアン1988(上) (講談社文庫)
チーム・バチスタの栄光で舞台となった東城大医学部での過去の話。の上巻。
天才外科医・渡海、佐伯教授、天下の帝華大学からの刺客・高階講師の間で行われる駆け引き。
新人研修医・世良がその間を奔走していく。
「チーム・バチスタ」シリーズの主役・“愚痴外来担当”田口先生、“がんがんトンネル魔人”島津先生、“ジェネラルルージュ”速水先生の学生時代も垣間見えるおまけ付き。
この三人のレポートが実に面白い。(ガリレオの福山みたい)
三者三様の出来でこれまで読んできた三人の特徴はもうすでにこの時に出来上がっていたのか。
本筋は、当時(1988年頃が物語の時代背景、バブル期)のお話でして、
この頃は癌の手術の際に本人への告知をすることはあまりなかったようで、
潰瘍の手術と伝えることが一般的だったそうです。
今がどうかはわかりませんが、今はまだ治る段階だったら本人への告知って基本するものなの?
その辺の配慮も医者の裁量ってことなのでしょうか?
んで、最初に挙げた三人の間での、それぞれの考えがぶつかっていくのをがっぷり読ませる内容。
いつもながら人物描写に長けてますね、海堂先生。素晴らしい。
上で挙げた登場人物以外にも、花房看護師、猫田主任、藤原婦長などシリーズで登場している方々の初々しい場面も読めるので、是非シリーズを読んでからこの本を手にとって頂きたいです。
2010.01.23 Saturday
イノセント・ゲリラの祝祭 (下) (宝島社文庫 C か 1-8)
上巻で敷かれていた伏線がついに爆発しました。
医療行政のあり方、行く先を見せられて怖くなる一面もありました。
見所は間違いなく息もつかせない論理展開の場面でしょう。
徹底した論理武装もここまでくると魅入ってしまいます。
厚労省を敵に回し豪快に突っ切っていく切り札となる人物。
驚かせるというよりは、著者の海堂尊さんの主張を真っ向から聞いているような気分になります。
読み手の好みがかなりはっきりとでそうな内容だったなという感想で、
第一弾の「チーム・バチスタの栄光」とのような社会問題を主体とした人間ドラマというよりは
現代の医療のあり方について言及しているといえそうな内容なので面白さが違うポイントに
置かれているように感じました。
2010.01.21 Thursday
イノセント・ゲリラの祝祭 (上) (宝島社文庫 C か 1-7)
あの「チーム・バチスタの栄光」でのゴールデン(?)ペア、田口・白鳥シリーズ第四弾!
遂に文庫化されました!
今回の舞台は病院メインではなく、なんと霞ヶ関。
医療モラルの問題を各視点からの意見をぶつけ合わせる展開が面白い。
今回の登場人物も曲者だらけ。
どうやら姫宮は今回は登場しなさそうなので、少し残念ですが
補ってあまりある強烈なキャラが目白押しです。
さてさて、下巻はどうなっていくのやら。。。
2009.02.04 Wednesday
ジェネラル・ルージュの凱旋(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫)
2009.02.03 Tuesday
ジェネラル・ルージュの凱旋(上) [宝島社文庫] (宝島社文庫)
白鳥・田口コンビでの第三弾(?)
すっかり読むことが自分の中では決まりみたいになってます。
今回は救急救命の部長を告発する匿名の文書が田口先生のところに、
届くところからはじまるのですが、、、
相変わらず人物描写にも長けていらっしゃるようで、
個々のキャラクターの相互関係だけでもかなり面白いです。
医療を軸にした物語って詳しく医療に偏っていると、
自分のようなど素人にはまるで別世界のように思えてきそうですが、
このシリーズは専門用語も出てきているようですが、
何故かすいすい読めてしまいます。
上巻を読み終わったところですが、
タイトルに称される「ジェネラル(将軍)」こと速水部長のカッコイイこと。
男気ってこんな人に対して使えるんじゃないでしょうか。
あと、今回も氷姫こと姫宮の個性がいかんなく発揮されています。
物語としては、
前作の「ナイチンゲールの沈黙」
と平行しながら進んでいっているので、読んでいる方にはついていけるけど。
読んでいなかったら、ところどころ「?」となるかもしれません。
2008.11.27 Thursday
螺鈿迷宮 下 (角川文庫)
2008.11.27 Thursday
螺鈿迷宮 上 (角川文庫)
2008.10.06 Monday
ナイチンゲールの沈黙(下) [宝島社文庫] (宝島社文庫 C か 1-4 「このミス」大賞シリーズ)
いやいや…この下巻で話は完結してるんですが、
このシリーズが何ともいえぬ面白さです。
「チームバチスタの栄光」にまったく引けをとらない内容でした。
眼の癌である網膜芽腫(レティノブラストーマ)の子供たちを中心に
命の大切さを説きつつ、しっかりと物語を多方面へ広げ、
最後に一気に集約させてきっちり終わっていく。
上巻を読んだ時にある程度思ったとおりの筋だったけど、
上手い事騙されたところもあってちょっと悔しい。。。
今回も白鳥が登場してからあっという間に物語の
流れが一筋たった感じでした。
いつもあいまいに感想言いますが、
読んで欲しいものほど、中身を曖昧にしがちなので
その辺をご理解いただきたく思います。
次も早く文庫化しないかな?
楽しみです。
2008.10.04 Saturday