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僕の好きな人が、よく眠れますように (角川文庫)

「おい!白組!」

読み終わりに一番最初に思った。

理工学部の院生に北海道から1年限定期間付きで研究にやってきた人妻ヒロイン。

歓迎会の軽い会話と一緒に恋心が始まり、

ヒロインとの会話が弾む中、既婚者ってこともすぐ判明して。

だからってそこで終わる訳なくって進んじゃったりして。

途方に暮れる主人公の前に現れるのは「木戸さん」。

やっぱがつんと言ってくれますこの人。

「この世には、マグレと気まぐれしかねえんだよ」

「恋ってのは、寸止めが一番美しいんだよ」

確かに。

でもそんなズバッといっちゃうなよなー、木戸さん!

ぐるぐるまわるすべり台 (文春文庫)

にゅい〜ん。

主人公の働く塾の生徒・ヨシモクのキャラが特徴あって微笑ましい。

日常の普通を意識して見ていこうとする主人公の視点が面白い。

「Helter Skelter(へルタースケルター:ビートルズの曲)」聞いて、

この本読んで、初読みの印象とは違ったリズムが見えてきました。

物語は穏やかで、でもなんでもないことでも何かがあるような、

そんな感じです。

絶対、最強の恋のうた (小学館文庫)

「絶対、最強の恋のうた」ですよ。

それだけで読むでしょう。

周りと変わらず毎日を過ごす大野君、大学に進学して彼女ができます。
付き合いたてから猛烈な勢いで一緒に過ごす二人はやがて彼女から言われた一言で、
形を変えていく。

「全部きめちゃえばいいんだよ」と大野君の一言。

電話を週3回に交互に掛ける、会うのは週末のデート、ひとつひとつを決めていくと
それは意外なほどの落ち着きを感じさせる。互いの事を想い合いその上で自分の事を
大事にする。そういう流れがとても心地よく感じます。

物語自体は前半は大野君主体の男の子目線から彼女との付き合いや友人との付き合いが
語られ、後半は彼女側(ミート君と呼ばれていたけど)からの視点になっていて、
それぞれの同じ時期の想いが重ねて見れて面白いです。

ここ数日ずっと読みたかったので、胸のつかえがとれ、清々しさまでくれた
この本に感謝してます。
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100回泣くこと (小学館文庫 な 6-1)

犬が死にそうになっている。

知らせを聞いて、一緒に暮らした思い出を振り返り犬が好きだったバイクを直す。

キャブレター越しに彼女にプロポーズ。

犬も持ち直して、彼女との結婚練習も順調だったとこまでは

普通だったんです。

あれ?

あれ?

やっぱそこからごろごろ転がって行きました。

悲しすぎてじっと読めない一品。

でも外では読めないです。

泣くから。
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