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アルキメデスは手を汚さない (講談社文庫)

今から20年以上も前の作品だって知って驚きました。

時代背景はともかく内容そのものに古さが全くないです。

女子高生が死亡し、死に際にうわ言で残した「アルキメデス」という言葉。

その後同級生が毒殺未遂、その姉の恋人が失踪と矢継ぎ早におきる不可解事件。

粋な高校生達が登場して、大人と対決する様子がなんとも小生意気でいて、それでいてかっこいいと思う場面もところどころあって。

巧妙さを押し出したミステリーというよりも、若者の心情側に重点を置かれたまさに青春推理小説だと思います。

最後には本題でもある「アルキメデスは手を汚さない」の意味も解ります。

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