2022.06.07 Tuesday
2013.08.24 Saturday
1Q84
評価:
コメント:1984年。青豆と天吾、2人の入り込んだ1Q84の世界。現実の世界とは何かが違う世界に2人が見出すものがとても輝かしい。 |
青豆と天吾。
出会うべくして出会う間の二人の軌跡を独特の村上春樹ワールドが包んでくるり。
青豆と天吾の境遇、共通点からお互いに惹かれあう瞬間まで、読んでて目が離せず思わずその教室に自分もいるようなでもやっぱりいないんだけどその二人の距離感がなんかとってもいい。一瞬の接点から20年を経ても褪せないお互いへの想いはとても純粋で初めての時から変わらず続くものとしてそこにあり続けている。会えるかもわからない相手にそこまでの想いを揺らぎなくもつ青豆、天吾を繋ぐきっかけとなる『空気さなぎ』とその物語の語り手ふかえりの語る言葉から気づく現実正解とは違う1Q84の世界。リトルピープルが紡ぐ空気さなぎと空に浮かぶ2つの月。明らかに現実じゃない世界に踏み入れた2人と同時に読むほうも1Q84の世界に入り込む。不可思議でちょっと怖くて非現実感が溢れたそっち側を覗ける面白さと、青豆と天吾の距離が近づくまでの焦燥感がたまらなく震えた。喉をすっきり通るようなすっきりした読み終わりとかでないけど、つづく世界が知りたいと思うのは私だけではないはず。
2010.10.20 Wednesday
69 sixty nine (集英社文庫)
2009.04.25 Saturday
限りなく透明に近いブルー (講談社文庫)
2009.01.05 Monday
五分後の世界 (幻冬舎文庫)
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