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ガソリン生活

評価:
伊坂 幸太郎
コメント:人間の世界は言葉があるし、それなら猫にも犬にも、なんなら車にだって意思ってのがあるぞって面白い世界を物語にできるのが伊坂さん。軽く読めちゃうのがなんともいいです。

JUGEMテーマ:読書

ひょんなタイミングから有名人を車に乗せた後に起こる事件!?

物語の語り部が車なんていうなんともファンタジックな世界観なのにごく普通の世界にも馴染んでる。
車を運転できる歳のお兄ちゃんよりも大人な弟。
自分が大人とも対等に渡り合うことがどういうことかもわかっている聡明な小学生の亨。

「だから、ちゃんと学校では苛められてるから」

さらりと言えてしまうこの亨が家族に降りかかる事件を。。。

とはいえ、主体はあくまで「車」。
なので、物語の主役はあくまで「車」。

『緑のデミオ』なのです。

車の言葉があって、それは自転車とは違う言葉。

車同士でつながる言葉で自転車にはちんぷんかんぷん。

街でみかけたら思わず挨拶してしまいそう。

「やぁ、緑デミオ!調子はどうだい?」って。
 

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コメント

読んでいて期待以上に面白かったです。
伏線がキレイに回収されて輪が閉じる感じで、軽快に楽しめました。
エピローグには驚いて、ほんと心が温まりました。
トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしていますね。

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