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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet

久しぶりに一気読みしました。内容の独特な世界に掴まった感覚。

現実の世界に目を向けて一刻も早く自立したい山田なぎさ、中学生。

父親の亡き後、家計を支える母と部屋に閉じこもりきりの兄の食事を用意する。

ある日なぎさのクラスに転校してきた変わった美少女・海野藻屑。自称、人魚。

父親は有名人で周りは興味を持ち話しかけるものの手に余り引いてしまう。

多感な頃にありがちな取り入れられないなら疎外してしまえといわんばかりに藻屑は孤立。

そんな夢の住人である藻屑に目をつけられたのは現実をひた走るなぎさ。

一見さわやかになりそうな青春ストーリーみたいですが。。。


読んでて切ないのはもちろんですが、

藻屑への感情移入は我ながら深かった。

一度目は泣かずに済んだもののもう一度読んだら堪えられるか怪しいものです。

“ストックホルム症候群”

これが物語の核たる要素の一つなのかと思いますが、

藻屑が作中で言った

「好きって絶望だよ」(ニュアンスでこんな感じかな)

ずしりときた。

分かっていてもなお抗えない。

苦しんでいる藻屑に気付いたなぎさは、藻屑を誰よりも理解できたんだと思いたい。




これは読み返すべきだな。

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コメント

TBありがとうございました。
痛々しくて切ないお話でしたね。
初期の文庫化で「推定少女」も独特でした。よかったら。

  • 藍色
  • 2009/11/23 17:39

一気に読んでその後力が抜けてしまいました。。。
次は「推定少女」読んでみます。

  • monkeywalk
  • 2009/11/23 23:56
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