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華麗なる一族 下巻

思ってたよりも壮絶でした。

阪神特殊鋼倒産、銀行合併、衝撃の事実、と華麗なる一族の終わりまで一気に突っ走るまさに怒涛の最終巻です。

鉄平への度重なる悲劇に添えられた猟銃自殺という幕引き。

「男らしい死に方だった。」という表現がされていたものの、そこには首を傾げてしまいました。

確かに鉄平は精悍で男の中の男だったかもしれないけど、自分で命を絶つことも男らしいというのかな?妻・早苗、長男・太郎、長女・京子がいるのに。。。と心が重くなった。

一方で万俵家を守るためなら息子であろうと容赦しない大介が遂に大同銀行を手中に収めるため勝負にでる。

自分の野心を優先させやつれ果てた鉄平に止めを刺す辺りかなり徹底してたけど、最後に近づくにつれて萎んでいくような印象を受けました。

鉄平の死から知らされた事実が終わりへの引き金になって物悲しくも結末まで一気に読んでました。

読み終わりは少し寂しさが残りました。

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おと な り 鑑賞

優しい印象を与えてくれる作品です。

良いです。

私的にかなり良かったです。

時間の流れ、映像も観てて疲れずまったりして観れました。

いろいろ良いシーン満載だとは思うんですが、

一番よかったのは「エンドロール」でした。

これ、実際に観た方がいいので詳しく言わないです。

あのラストシーンからあのエンドロール!

久しぶりに「観たなぁ」と思いました。

ああいうしっとりしたのが結構好きなんだと今更ながらわかりました。

特に何もないようでそれでいてほっこりできるあの感じ。

日常に疲れたりちょっと悩み事抱えた人が少し息抜きできるようなゆったりした感じ。

上映終了しかけていますが、多少の時間がある方は是非映画館で観てはいかがでしょう?

おと な り 公式HPはこちら

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華麗なる一族 中巻

鉄平の印象がこの巻を読み終わった頃には変わってました。
ゴリゴリに高炉建設を計画し実行に移したあたりは腕利きの技術者で鉄に情熱を捧げた好青年という印象だったのですが、あまりに強引すぎる姿をみてちょっとイラっとしてしまったのは自分自身が鉄平と間逆の性格だからということでしょうね。
阪神特殊鋼の取引先であるアメリカの会社からの取引停止に加え高炉建設に熱風炉の爆発という致命的な出来事が起こり鉄平の立場はますます追い込まれてしまい、上巻で見た力強さが影を潜めていっていったようだった。ここまで苦しい立場に立たされながらも妹を想う姿は立派な兄の姿でした。

ただ、ここまで鉄平のこと書きながらメインは阪神銀行の銀行合併への物語でしたが。。。

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Sometimes

重力ピエロを映画館で観て作品自体の良さともう一つ主題歌が印象的でした。

エンドロールの間流れるS.R.Sの「Sometimes」。

英語の歌詞でちょっと切なめのメロディに乗せて流れる歌声に聞き惚れてました。

日本語版の「-Sometimes -B.C. -」のPVらしきものをyoutubeで見つけましたが、弟役を演じた岡田将生さんが出演されてました。映画観ても思ったけど凄い雰囲気持った俳優さんです。

英語歌詞の「Sometimes -A.D. -」も良いので是非聞いてみてはいかがでしょうか?

評価:
S.R.S,山口卓也,いしわたり淳治
コメント:メロディが素晴らしい!

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眠れないから

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カレー作った

落ち着いた

さまよう刃

子供を持つ親だったらどんな気持ちで読むんでしょうか。

娘・絵摩は花火大会へ出掛け帰ってくるはずだった。謎の密告電話から犯人を知ってしまい、更には絵摩の衝撃的な場面を見てしまった父親の長峰は我を忘れ突発的に復讐を実行してしまう。

未成年の犯罪に対しての大胆なストーリーで場面ごとに腕組みして「う〜ん」と唸らされ、考えさせられます。

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仕事明けの

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綺麗な朝焼け

清々しく帰れますね

晩酌?

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朝だから朝酌?

疲れとって今晩も頑張ろ

岐阜

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仕事明けに旅館泊。

風呂入ってから就寝します。

女の勲章 上巻

船場のええとこのお嬢様の成り上がりストーリー。。。
一言でいうと簡単だけど、そこは山崎豊子さんの手に掛かると物語が膨らむこと膨らむこと。
大庭式子が始めた洋裁学校は商才に溢れた銀四郎の手によってどんどん大きくなっていく様子が描かれています。

銀四郎の学校拡大への情熱を見るとともに、式子の成長が読みどころでした。
お嬢様育ちの女性が服飾デザイン界でのし上がって行こうとする野心を見せ始めるあたりは、始まりの式子とは別人になっていくようで面白かったです。時代も今より(確か)5.60年程前の日本ということもあり、女性にとって成り上がるのは相当に難しい時代であったはずで、そこを踏まえてみると如何に度胸が備わっていくのかがわかるような気がします。

心理描写さながら巧みな会話での裏の探りあいなど、相変わらずゾッとしてしまうくらいに人間の怖さがでてるように思います。女性であろうと男性であろうと野心や欲望に関わる部分は変わりはないんだなと。ここ最近山崎豊子さんの本ばっかり読んでいたからなのか、人間に対する考えがまた少し変わりそうです。

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