2022.06.07 Tuesday
2009.07.29 Wednesday
ショーシャンクの空に -The Shawshank Redemption-
最高の映画です。
不倫をしていた妻とその愛人を殺したという無実の罪でショーシャンク刑務所に送られたティム・ロビンス演じるアンディ・デュフレーン。刑務所の中で強いられた厳しい規律の中で出会う仲間達との熱い厚い物語です。
「みんな無実の罪でここにいるんだ」
「おれだけが唯一ここで有罪なんだ」
この台詞(うろ覚え&英語を訳した)を言ったモーガンフリーマン演じる“レッド”ことレディングのデュフレーンに影響され時に彼の助けになり話しを聞き窮地に追い込まれるアンディの支えとなってこの映画の影の大黒柱役をきっちりと演じきってます。
見に覚えのない罪によって20年近い年月を刑務所で人生を送らなければならない絶望の中でのアンディの我慢強さの源をエンディングに近づいた時にはっきりと見てこの映画の良さを実感できます。
何度見ても震えてしまうラスト付近のシーンは是非是非まだ見たことのない方々へも見ていただきたいと思います。
2009.07.26 Sunday
白い巨塔〈第5巻〉 (新潮文庫)
遂に完結!
初めてここまで長い物語に挑戦して五巻でようやく読破しました。
医療裁判という極めて専門的で一般的に理解するにはあまりに難しい内容ではありましたが、全体を通して小説としてのおもしろさが際立っていて読み続けるという困難さを軽減してくれていました。また章を重ねる毎に命の尊さについて考えさせられ向き合わなければならない時が必ずあることを教えられました。
己の野望を叶える為走り続けていく財前が揺らぐ時がやって来、遂には自らが権威としている癌に侵されているのにも気付かずに蝕まれていく姿に幾許かの哀しさを感じ、痩せ細り死期を悟り始めた心境に一種の痛みすら感じずにいられませんでした。それでいてなお最期の時を迎えた後の彼の医を志すものとしての態度に感服しました。まさにそこにそうあるべき姿で迎えた凄絶なシーンでした。
幕切れに財前の医師としての在り方を自ら体現することで結んだ場面を選んだのは、僕にとっては十分すぎるほど納得のいく終わり方でした。
詳細に物語に触れるのはもったいないのでほぼ読書感想のみに留めました。
2009.07.24 Friday
起こし方
2009.07.19 Sunday
対話篇
2009.07.17 Friday
祗園小石
2009.07.15 Wednesday
木更津キャッツアイ ワールドシリーズ さよならキャッツ
これはもうほんとのほんとに最終回!
あれほど死ななくて結局死なないままひっぱるのかと思いきやスパッと死ぬ時は死んじゃいますね。
でもただじゃ死ねないのがぶっさんでした。
「しまっていこうぜぇー!!!」とか「ぶっさんは二度死ぬ!」も「これだからうかうか死んでられねぇ」とか相変わらずぶっさんはぶっさんだったし、「すげぇこといっていい?野球やろうぜ。」と言ったバンビはドラマよりもカッコよかった。マスターの「おれらぶっさんが生きてた時、面白いこと全部やっちゃったんだよ。。。」って泣けるセリフも、アニの「でたー!Vシネスマイル2007!!」、「呼んどいてなんだけど、ぶっさんそろそろ帰ってくねぇ?」も全部があって木更津キャッツアイなんだなって思えた。
(うっちーは完全にキャラ替えしてたけど。。。下ネタ言ったけど。。。)
笑いもあるし、ほろ苦い寂しさと哀しさ半分の木更津キャッツアイ。
2009.07.12 Sunday
時効警察
2009.07.10 Friday
位置について
大人から子供までどの世代でも必ずジブリファンはいると思います。
中学時代に映画館で観た「耳をすませば」。
その「耳をすませば」の上映前に少し流れていたのが
「On Your Mark」
日本語で「位置について」という意味ですが、実は映画館へ行った時奇しくも少し遅刻をしてしまっていた僕はそれをスクリーンで観ることはできませんでした。ですが、入り口においてあった看板を見て「On Your Mark」を知り、観れなかった事を悔しく思った少年時代の僕はその作品のことを忘れずに頭の片隅に思い出すようになっていました。
数年経って、当時趣味だった映画鑑賞をしようと高校生になっていた僕は近所のレンタルビデオ店へ行き、店内をうろうろっとしていました。と、その中でたまたま目に入ったのが中学時代に見逃していた「On Your Mark」だったのです。ここぞとばかりに借りてやっとその内容を見ることができてあまりの出来の良さに爽快感たっぷりだったのを今でも覚えています。
2009.07.08 Wednesday
きつねのはなし
2009.07.02 Thursday
終末のフール
世界の終わりまで数年と知らされたら。。。
小惑星が地球に衝突するという突然世界の終末を告げられた(8年前に報道されてから5年が経過し残り3年というなんとなく意味があるのか気になる数字が並べられた)世の中が描かれています。
本のタイトル「終末のフール」のように「なんとかの○ール」というそれぞれ8編の仙台- ヒルズタウン- の住人が各話のメイン人物になっている物語が収められています。
ある日突然世界の終わりが宣言されてから世間はしばらく混沌としていたようで、暴徒と化した市民が人々を襲うといったいかにも「世も末」な状態に。。。ある程度収まってきた時期が物語の進むあたりのようで何かを背負った人々がそれぞれの想いとともに生活する姿が描かれています。
テーマ自体に伊坂作品の根本の面白みを感じて読み終わりもなんか爽やか(?)な気がしました。
どの作品にもある印象的な言葉が今回も点在してます。
特に、演劇のオールでの
「かわりに、おまえもいつか、誰かを許してあげなさい」
ここで結構な人が手を止めて復唱したと思います。僕はしました。
何かどこか悟ったような達観したような、でもこの言葉が出てくるって事自体凄いでしょう?